PROJECTSRenov in Hakone箱根のリノベーション
箱根湯本駅からお土産屋のアーケードを抜け、早川の二股の橋を渡り、最後に風情ある弥坂を上ったところにこの住まいはあります。 箱根という歴史ある温泉街、そして手に届くところに自然があります。 住い手は、都心から箱根へ居を移し、この地での生活を決意されました。 コロナ禍で、仕事のあり方、そしてこれからの暮らし方を見直した上で新たなマンションリノベーションがスタートしました。 今までの住まいから面積も減る事に対する不安もあり、出来るだけ広がりを、そして箱根でリラックスして過ごせる事を希望されていました。 出来る限りワンルームに近い状態とした上で、畳リビングは一段上げ、窓向こうの山並みの景色を出来るだけアイレベルで見えるようにし、キッチンとの目線にズレも解消するように配慮しています。 箱根名産である寄木細工をモチーフにした8種類からなる無垢板のランダムな木壁がこの家の特徴になっています。 またバイオエタノール暖炉を配し、非日常感を演出し、リビングと個室を緩やかに仕切りながらどの部屋からも火の揺らめきを眺める事を可能としています。 器はコンクリートですが、この家に入ったとたん木や畳の自然の香りに包まれます。 山並みの自然を眺め、温泉に浸かり、穏やかで豊かな生活がこの居から始まります。
施工
2021年
場所
神奈川県 箱根町
敷地面積
**** m2
延床面積
74.21 m2
構造
RC造
規模
7階建ての5階
施工会社
瀬戸建設(株)
撮影
Hiroshi Ueda